数百の設定項目を制し、リスティング広告で勝ち筋を掴む

リスティング広告(検索広告)は、「条件に合う商品を買いたい」「課題を解決できるサービスを契約したい」という顕在層へダイレクトに訴求できるマーケティング施策です。
しかし、知識や経験がゼロの企業が広告戦略を立て、出稿設定を行い、リスティング広告を運用するには膨大な学習時間が必要で、適切に出稿されているかどうかの判断も困難です。
リスティング広告には数百の設定項目があり、プラットフォームの仕様変更も頻繁に行われます。計測タグ・入札戦略、キーワードマッチタイプといった設定を誤れば、広告費用が無駄になってしまいます。成果を最速で得る近道は、検証済みの運用フレームを持つ専門チームに任せることです。
トガリズムのリスティング広告運用

リスティング広告には、主にGoogle広告とYahoo広告がありますが、ユーザー数が圧倒的に多いGoogle検索の検索結果に表示できることから、トガリズムではGoogle広告のリスティング広告を行います。
トガリズムは、大手企業からローカルビジネスまでの豊富なリスティング広告の運用経験を元に、購買心理とデータ分析に基づいた手法で、限られた予算でも最大の利益を引き出します。
戦略設計
リスティング広告の戦略は、見込み顧客が検索窓に打ち込みそうなキーワードを洗い出すところから始めます。
それらのキーワードについて、「今すぐ買いたい」「比較検討」「情報収集」の3段階に分類し、「今すぐ買いたい」という人が検索するキーワードを最優先で出稿します。
出稿するキーワードが決まったら次は競合調査です。他社はどんなキーワードでどんな広告を出稿しているのか分析し、競合優位性のある広告クリエイティブをコピーライティングします。
次に、月間予算を定め、予算を配分します。広告開始初期は手動で細かく調整しながら、データが集まり次第スマート入札へ切り替えてコスト効率を最適化します。
着地ページはユーザーの温度感に合わせて複数用意します。今すぐ客には1ページで完結するLPを制作するのが最適ですが、状況に応じてトップページや商品・サービスページを着地ページにする場合もあります。
近年は、クリック単価の高騰により、広告予算が限られていると広告表示が増えず、期待する成果が出ないケースが増えています。低予算でも成果を創出するには、月間検索回数の多いキーワードと少ないキーワードをバランスよく出稿し、早期に出稿データを蓄積して有効な改善の一手を見出せるようにする戦略が必要です。
初期設定
まず行うのは「計測の土台づくり」です。自社サイトとGoogle広告アカウントを連携させ、GTM(Googleタグマネージャー)を使って計測タグを設定します。購入・資料請求・電話発信など“成果”とみなすアクションすべてにコンバージョンタグを設定し、どのページで何が起きたかを漏れなく記録します。
こういった設定で抜け漏れがあると「どの検索語から何件売れたのか」「どの見出しが響いたのか」が数値で掴めず、改善が勘と運頼みになってしまいます。正確な計測環境を最初に構築することで、後の運用・改善をすべてデータドリブンで進められます。
選定したキーワードと作成した広告クリエイティブを管理システムへ入稿して、初期設定は完了です。
運用管理
リスティング広告の運用管理では、検索語句ごとに予算消化率をチェックし、予算やクリック単価を細かく調整することで、出稿量のバランスを取ります。
また、商材や広告クリエイティブによっては、プラットフォーム側の審査の不備により、広告が出稿されないケースもあり、そういった場合は個別の問い合わせ対応が必要になります。
広告運用では、日々の出稿状況のチェックと、問題が生じた場合の早期の発見・対応が重要です。
成果分析・報告

トガリズムのリスティング広告では、約6時間前までのデータが反映されるダッシュボードを構築します。これにより、クライアントが複雑な広告管理画面を操作しなくても直近までの成果状況がいつでも確認できる体制を取ります。
さらに、毎月定例会を開催し、広告がどこにどれくらい出稿され、問い合わせや購買を生んだかを、忙しい経営者や担当者が5分でわかるように分析・レポーティング。
現場の担当者は数字集計に追われずコア業務に集中でき、経営層は根拠ある投資判断が可能になります。
改善

リスティング広告の改善は、出稿キーワードや広告クリエイティブの追加・停止を中心に、オプション情報の追加検討、出稿する地域・時間帯の変更など、多岐にわたります。
また、広告をクリックした先の着地ページの改修や、新たな着地ページの制作が必要になるケースもあります。
数字を眺めるだけでは顧客は見えません。広告クリエイティブを変えるだけでは答えは出ません。蓄積されたデータとクリエイティブを突き合わせ、仮説を立て、新しいことを毎月試す――これがリスティング広告改善の核心です。
サイトタイプに合わせたリスティング広告
ビジネスモデルが異なれば、成功要因も変わります。業種別のリスティング広告のノウハウを蓄積しているため、早期の成果創出を実現します。
BtoBサイト
BtoB商材は、顧客がすぐに購入せず、情報収集を重視する傾向があります。そのため、リスティング広告では、「〇〇の課題解決」や「〇〇 比較」など悩みベースのキーワード設計が重要です。広告文は専門性と信頼感を訴求し、問い合わせや資料請求など商談につながる導線を整備します。
LPは決裁者を意識し、実績・導入事例・ROI(費用対効果)を明確に示すことで信頼を得やすくなります。広告運用ではCV(コンバージョン)単価と質を重視し、定期的にキーワード・広告文・LPの改善をすることが成果を出す鍵です。
ECサイト
ECサイトでは購入意欲が高いユーザーを狙うため、「〇〇 通販」「〇〇 最安値」など購買直結キーワードが効果的です。広告文では価格、送料無料、限定セールなど即時のメリットを強調し、商品ページへの導線をスムーズにします。リマーケティング広告を活用し、カート離脱ユーザーへの追客も成果を左右します。LPや商品ページではレビューや在庫状況、配送日数の目安、商品の安全性やこだわりを詳しく明示し、安心感を演出。広告運用ではROAS(広告費用対効果)を指標に、SKU別の効果検証を継続します。
ローカルビジネスサイト
ローカルビジネスは「渋谷 整体」「大阪 弁護士」のように、「地域名+サービス名」の掛け合わせキーワードが基本です。ターゲティングエリアは思い切って絞ることで、顧客になる可能性の高い人に集中的に出稿します。
着地ページにはスマホ用に電話ボタンを設置し、出稿時間をコントロールします。
近年では、Google検索だけでなく、Googleマップへの出稿も可能になり、成果につながっています。
SaaS・デジタルサービスサイト
SaaSは比較検討が長期化するため、「〇〇 システム 比較」「〇〇 効率化」など課題解決ベースのキーワードを中心に設計します。
広告文では「無料トライアル」「初月無料」など、ハードルを下げた導入メリットを訴求。LPでは機能紹介よりも顧客便益を中心にし訴求し、導入事例やユーザーの声を配置し、信頼性を高めます。
リスティング広告の流れ
トガリズムのリスティング広告運用は、次のステップで進行します。

1. お問い合わせ
まずはこちらのお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。依頼内容が明確でない段階でも構いません。「リスティング広告をやる価値はあるか」「着地ページも作ってほしい」などの相談も歓迎です。内容を確認後、担当者よりご連絡いたします。
2. サービス説明・ヒアリング
トガリズムのリスティング広告の基本的な考え方や、どのように支援できるかをオンライン会議にてご説明。その上で、現在のサイト状況や目標、競合、社内体制などを丁寧にヒアリングし、戦略設計の土台となる情報を整理していきます。
3. お見積ご提案
ヒアリング内容をもとに、貴社の状況に最適な施策プランとお見積をご提示。目的・予算・リソースに応じて柔軟にカスタマイズ可能です。提案内容は具体的で分かりやすく、比較検討しやすい形でお届けします。
4. お申込
ご提案内容にご納得いただけましたら、正式にお申込手続きを進めます。契約書の締結やご請求・支払い手続きなど、必要な手順をスムーズにご案内。開始スケジュールや初期準備についてもここで共有します。
5. キックオフミーティング
施策開始にあたって、関係者を交えたオンラインミーティングを実施。目的・役割・スケジュールを明確にし、広告文面や着地ページ、ターゲティングの内容をご説明。双方の認識を揃えて、安心してスタートできる状態を整えます。
6. 初期設定・出稿開始
広告アカウントの開設、タグ設置等の設定を行い、出稿を開始します。キックオフミーティング後、平均5営業日で初回配信まで完了。
7. 運用管理
日次で指標をチェックし、単価や予算を最適化。審査落ちやサイトの独自仕様に伴うエラーが発生した際は、迅速確実に対応。成果状況はBIツールで常時をご確認いただくため、透明性の高い運用となります。
8. 分析・報告・改善
月次で詳細レポートと改善施策をご提案。成果が出ない場合は原因を特定し、戦略をアップデートします。
リスティング広告によるサイト集客の強化やWEBマーケティングの効果向上をご検討の企業は、下記よりお気軽にお問い合わせください。